コンクリート打設前に、かぶりの厚さもチェックです。
豊田市のI様邸古民家再生工事現場は、ベタ基礎のコンクリートの打設が行われます。その前にかぶり厚さをチェックです。かぶり厚さとは鉄筋を覆っているコンクリートの厚さのことです。コンクリートの表面から鉄筋の表面までの距離を言います。
鉄筋コンクリートはコンクリートのアルカリ性によって鉄筋が錆びるのを防いでいます。しかし、コンクリートが中性化したり、ひび割れなどから水分が入り込むと錆びてしまうため、充分なかぶり厚さを確保しないと、設計通りの強度を得られ無いだけでなく、耐久性に大きく関係します。建築基準法施工令には基礎の立上り(土に接する部分)のかぶり厚は40mm以上とし、底盤(土に接する部分)のかぶり厚は60mm以上としています。
ただ、これは新築工事の場合になりまして、改装工事や補強工事においては、この通りという事では無く、現場の状況や補強方法によってさまざまとなってきます。
今回、I様邸は新築工事の基礎配筋の方法に照らし合わせて計画していますので、チェックする所も同じ所を見ていきます。
基礎の底盤部のかぶり厚さ6センチ以上かどうか・・・・OK。各所問題ありません。
立上り部分のかぶり厚さを4センチ以上を確認。今回基礎の立ち上がり巾が180mmあるので、かぶり厚さもゆとりがあります。90mm確保。最少の場所でも80mmでしたので、OKです。
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