
大工というのは非常にクリエイティブな仕事です。木を見て、「これをどこに、どう使おうか」と考え、100本以上の木を組み上げていく。熟練した大工になると、そこに"技の見せどころ"や"遊び心"が心憎く盛り込まれていたりします。
大工がちゃんと物を考えることのできる環境を与えられ、いきいきと仕事をした家は、間違いなくいい家です。そんな大工を育てるために、マツミでは"社員大工"にこだわってきました。
なぜ、社員大工にこだわるのか。
現在、建築の現場では、ほとんどが「一軒、いくら」という契約で大工さんたちを雇っています。いわゆる請負という形態です。
仕事のある時にだけ発注すればいい建設会社にとっては、非常に合理的な方法です。しかし、請け負う側の大工さんたちは、常に不安定な立場に立たされることになります。しかも、期日と金額は決まってしまっているので、自由な発想や創意工夫をしたいと思っても、その余地がないのが現実です。
マツミでは、大工たちの生活への不安をなくすことが先決だと考えました。そうして生まれたのがチーム・マツミです。
青木・中川・白井・荒木・寺西の5人の社員大工、
営業・設計担当の社長・松浦克美、
営業・設計・現場監督と何でもこなす河合善行、
ほのぼのしたイラストでおなじみのホームページ担当兼事務のみうちょこ、
そしてチームの重鎮・会長の松浦美都夫。この9人に、協力してくれる職人達を加えたのがチーム・マツミ。
誰が欠けても回らない、仕事への情熱に結ばれた、かけがえのない仲間たちです。

男っていうものは、どれだけ辛抱できるかで人生が変わってくるんだよね。殴られてもどつかれても、じっと辛抱するから花が咲くんでしょう?それまでは笑わなくてもいいんだよ。だいたい最近の男は簡単に笑いすぎだよ。
親父が大工だったんだけど、そりゃあ厳しかったですよ。何が飛んでくるかわからんから、いつでも逃げられるように身構えてね(笑)。その代わり、ほとんどの弟子が親方として立派に店を構えるまでになったんだから、親父の厳しさにも意味はあったわけさ。
飲む時は飲む時で豪快だったね。棟梁が飲まないと、下の者が遠慮して飲めんでしょうが。男らしい世界なんですよ、大工っていうのは。いい職人かそうでないかも、歩き方をひと目見ればわかります。ぞろぞろ歩くのは駄目だね。体にこう、一本芯が通っていなくちゃあ。粋でいなせでカッコいい。何度も言うようだけど、そうなるためには辛抱できる男でなくちゃ駄目なんだよね。


