


お客様が願う"住まい方"を、現実のものにするために、どこまでもおつきあいしますというのが、マツミの姿勢です。そのためにお願いしたいことがあります。
大規模なリフォームになればなるほど、全体の統一感が大切になってきます。床を無垢の木にすれば、壁はどうすればいいのか、窓枠は、天井は・・と、次々に決めなくてはならないことが出てくるのです。この時に、建築の大体のセオリーに従って決定することはもちろんできます。しかし、できるだけそこで踏ん張って、自分たちがどうしたいかという答えを、自分たちの力で出してほしいのです。

なぜ、自分たちで答えを出してほしいとお願いするのか。それは、"いまセオリーと言われていることも、最初に誰かが考えたことだ"という思いが、私たちにあるからです。どうせなら、誰かの考えに合わせるのではなく、自分が何かを考え出した方が面白い、そう思いませんか?だって、つくっているのは自分の住む家なのですから。
でも私たちは素人だから、ちゃんと説明できないわ、と思っておられるあなた。大丈夫、心配しないでください。私たちは、ここにこんな材を使って、ここは何色にして、と具体的な指示を求めているのではありません。「こういう雰囲気にしたい」「あの雑誌で見たあの部屋みたいにしたい」「冷たい感じはいやだけど、カントリー調はいや」など、何でもいいのです。
あなたの思いを、まっすぐに伝えてください。その中から、あなたの求める"かたち"を探し出すのが私たちの仕事。その根気のいる作業の積み重ねの中から、あなただけの家がふわっと立ち上がる、私たちは、そう信じています。


のっけから恐縮ですが、新築にせよリフォームにせよ、私と組んだお客様は疲れると思います。だって、全部お客様に考えてもらいますから(笑)。
でもそれは、お客様をいじめているわけでも、自分が楽をしたいわけでも当然なくて、言わば末永く家を愛してもらうための、大切なプロセスなんです。ほら、経験ありませんか?苦労した事ほど、懐かしい思い出に変わったりするでしょう?
あの時こんなこと言って、善行とケンカしたな。難しい注文に大工さんが四苦八苦していたな、でも最後はみんなで笑ったな。そんな思い出をいっぱいいっぱい作ってほしい。たくさんの人の思いを受けてできた家は、人にやさしい家になる、そう私は思っています。