

昭和45年(1970)に建てられた和風の公団住宅。S様は最初からリフォームを前提に、改装OKの物件を購入されました。
ドアを開けるとそこには、外国のアパートを訪れたかと錯覚させるような、素敵な空間が広がっていました。
「この団地は環境のいい場所に建っているし、住人も古くからいらっしゃる年輩の方が多い。夫婦2人の生活の私たちには、理想的でした」と、S様はおっしゃいます。
「物件をまず見つけて、それから私たちのしたいことを理解してくれる建設会社を探そうと思っていました。若い頃、私も建設会社で働いたことがあるので、それぞれ得意分野と不得意分野があるのはわかっています。だから、ホームページを見てかなり慎重に探しました。そうして、ここなら、と思えたのがマツミさんのホームページだったんです」
「話を聞いてほしいとメールして、すぐに返事をくれたのが河合さんでした。会社が終って夜の7時か8時くらいに訪ねていったかなあ。そこから河合さんと私たちとの、長く熱い日々が始まったというわけです(笑)
私たち夫婦は古いものが好きで、家具はもちろん、ドアノブや照明器具なども気に入ったものだけを集めていました。それらがすべて似合う部屋にするためには、どのようにリフォームすればいいのか、そこが悩みどころでした。好みのテイストって、はっきりしているようでも、意外と幅があるものです。一つの方向性を選択するのは、なかなか大変な作業でした。予算にも限りがあるので余計に迷います。
この<自分たちの夢><たくさんの選択肢><予算>という3つの要素を、河合さんがうまく整理してくれました。それがなかったら、前に進めなかったと思います」
「まず床を無垢の木にするところからが大変でした。マンション等は防音の規定が厳しく、クッション材のついた床材しか使えないのです。でも、私の中では無垢の床しかありえませんでした。そこで河合さんは床に下地を張って防音、その上に床材を敷くという方法を取りました。これだと床は3㎝上がります。それなのに、河合さんは天井も今のままではダメ、新しく造らないと、と言い出しました。
"そんなのますます天井が低くなってしまうじゃない"。そう言う私の頭の中には、じつはコストのことがありました。新しい天井を造った方が、無垢の床と調和してカッコいいことは私にもわかっています。でも踏み切る勇気がない。そんな私の顔をじっと見て、河合さんは"やらなきゃダメだよ"と言いました。そして、いまでは私もよくぞ言ってくれた、やってよかった、と感謝しています(笑)。
リフォームの場合、やりたいこととコストのバランスは、どなたも頭が痛いことだと思いますが、お金をかけるべきところと、そうでないところを、プロがアドバイスしてくれると助かりますね。私たちは窓枠などは自分で塗るなどして、何とか予算内でリフォームを終えることができました」
「キッチンやお風呂でも苦労しましたね。公団についている浴槽というのはいかにも味気ないんですよ。しかも風呂場が大きくないから、既製品でいいものがあってもサイズが合わないという難点があります。予算があればオーダーでも何でもできますが、予算のない私たちは何とか既製品で見つけたい。ところがそれも河合さんが見つけました。
それが何と介護用のものなんです。少し浅めですが色が真っ白でシンプルな浴槽は、タイル張りの浴室にぴったりと収まりました。"探すとあるもんだねぇ"。河合さんがしみじみ言った言葉が忘れられません。
キッチンはタイルのものにしたかったのですが、河合さんにそれを言うと不服そうな顔をしています。後でわかったのですが、彼はここでコストを抑えたかったのだそうです。そして提案してきたのはステンレスのキッチンでした。やってみると、タイルよりも面白い味が出ました。料理好きの妻も嬉しいとみえて、せっせと腕を奮ってくれています」
「しかし、こうして振り返ってみると、私たちよりも河合さんの方が余程こだわりが強いですよね。いったい誰の家なのかわからないくらい(笑)。でもね、リフォームって結構長丁場だし、決めなきゃいけないことも多いから、私たちみたいにこだわりのある人間でも、だんだん疲れてきて妥協しそうになるんですよ。そんな時に、絶対妥協をさせてくれない?河合さんは、心強い存在です。反対に、お任せで適当にやってほしいタイプの方は、マツミさんとは相性がもうひとつかもしれません。
住む場所や暮らし方に自分なりのこだわりを持っていて、既製品を押し付けられるのは好きじゃない、という人には絶対おすすめ。最初から最後まで楽しめて、自分の家が大好きになるリフォームがきっとできますよ!」