宮本輝

3年ぐらい前に、宮本輝作品をほぼ読破した僕にとって、

輝さんの書籍は、今や本棚の飾りになっているのですが、

たまたま、昨日、ソファーテーブルの下にみつけました。

トーメイな強化ガラスがテーブル台になっているので、下が透けて見えます。

「こんな短辺集、なんでここにあったんだろ?」

ってな感じで手にとって、

チラッと読み出したら・・・・・・・・・

女子フィギュアのショートプログラムが終わってた。

確かに以前読んだ覚えはあるんですが、結構忘れていて。。。

年のせいなのかな?

でも、何度読み返しても惹かれます。特に宮本輝さんの短辺は、渋さが光りますね。

 

短篇小説と長篇小説の違いについて、

あとがきに、こんな面白い比喩がありました。

 

建物と、それを立てるために組んだ足場との関係です。

組んだ足場だけを見せて、その中にどんな建物が隠されているのかを、

読者のそれぞれの心によって透視させるのが短篇小説、

足場をすべて取り払って、構築された建築物の外観を披露し、

内部がいかなる間取りなのかを考えさせるのが長篇小説。

 

小説家の発想と表現力ってあらためて思います、スゴイ。

読んだ人を感動させる力、なじませる力。

ものを造る僕らも、目標としたいです。

 

 

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