◆シロアリの力は脅威です。5厘(1.5㎜)の隙間も妥協しない!これがマツミの大工の技です。

2018/03/08(木) 古民家再生

一宮市のK様邸古民家再生現場では、大がかりな作業が行われました。それは、シロアリ被害にあっていた玄関の梁の交換作業です。解体前にはベニヤが張られてわからなかったのですが、ベニヤをめくって、これは。。。。ここまで酷いと交換しないと危険と判断し、今日その工事が行われました。

 

古民家 玄関柱シロアリ被害 

 

前日の7日に、白井君とあらちゃんが白アリ被害にあった梁の撤去と、せっかくなので梁の高さを上げてあげようという事で、20センチほど土壁を落としたり、束をカットしたりする作業を行っていました。

 

古民家 玄関柱シロアリ被害 

 

解体して白蟻の被害のすごさがわかります。梁の半分以上が食べだれてしまっていました。この状態では梁の強度はほとんどありませんので、とても危険な状態でした。

古民家 玄関柱シロアリ被害 

 

それで今日の8日。 朝一、白井君は新たに入れる梁の加工を行っています。ほぞ穴を掘り柱の内法を測って長さをカットしていきます。

 

 あらちゃんは柱の加工です。ほぞを作っています。真剣な眼差しで加工を行っています。

 

古民家 玄関柱シロアリ被害 

 

準備万端、さっそく梁を入れていきます。柱の内側に少しばり(つっぱり)をかけて広げます。

 

 

そして梁を入れていきます。

2人『どうかな~お、いいね~。。。。。む、む。。。5厘(1.5㎜)隙間が空いてるか』と、納得がいかない様子。こだわる2人。5厘ほどなら、誰も気にならないのでしょうが、そこはマツミの大工です。ビシッとつけたいようで梁を外して調整、梁を外して調整を何回か繰り返し、隙間が全くない取付ができました。

 

古民家 玄関柱シロアリ被害 

 

そして柱を入れていきます。

 

古民家 玄関柱シロアリ被害 柱交換

金物とコーチボルトで緊結して、完成です。さすがマツミの大工達です。高さも上げる事が出来たことによって玄関が明るくなりました。お施主さんも喜んでくれるだろうなと、思います。お疲れ様。しらはんあらちゃん。

古民家 玄関柱シロアリ被害 柱交換

 

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