◆耐力壁の施工で建物の安全性を効果的に高める・南区・水回りとバリアフリー09

こんにちは、今回は、南区のバリアフリーと水回りの改修工事現場から、耐力壁施工についてご紹介します。耐力壁は建物の安全性を確保するための重要な要素です。その施工過程とポイントを詳しくお伝えします。

耐力壁の役割とは?

耐力壁とは、建物の構造を強化し、地震や強風などの外力に対抗するための壁のことです。これにより、建物全体の揺れを抑え、倒壊を防ぐ役割を果たします。耐力壁にはさまざまな材料や施工方法がありますが、今回は構造用合板を使用する方法に焦点を当てます。

設計と計画

解体工事が進み、構造体まで見えてきた現場。これから耐震補強計画をしていきます。耐力壁の施工は、まず詳細な設計と計画から始まります。建物の構造計算に基づき、耐力壁の配置や寸法、材料が決定されます。これにより、建物全体の耐震性能が確保されます。

下地の準備。耐力壁補強部に鉄筋を施工しています

施工前に、下地となる部分を整備します。基礎部分をしっかりと平らにし、必要に応じて補強材を取り付けます。これにより、耐力壁の安定性が確保されます。

生コンクリートの打設が完了しました。

前回ブログの通り、ポンプ車を使ってコンクリートを打設していきました。

構造用合板を用いた耐力壁の施工

まず、耐力壁を設置する補強部に土台敷き、柱を建てて下地の枠組みを作ります。この枠組みは、通常、木材や金属製のスタッドを使用します。

設計図に基づいて、必要なサイズにカットした構造用合板を枠組みに取り付けます。合板同士の接合部や枠組みとの接合部は、補強用の金具や接着剤を使用して強化します。これにより、耐力壁全体の強度がさらに向上します。

構造用合板で耐力壁を製作していく山ちゃん。

構造用合板を使用した耐力壁の施工は、建物の安全性を高めるための効果的な方法です。高い強度と耐久性を持ち、施工も容易な構造用合板は、多くの建築プロジェクトで採用されています。

1ページ (全2ページ中)