完成が近づいてきました。。。高浜市の古民家再生現場より。

 愛知県高浜市の古民家再生現場です。

だんだん完成が近づいてきました。

現場では

漆喰のなべさん、和紙施工の奥原さんにぼわれて

社員大工の寺やん、そして5月に入社した大工見習の山ちゃんまで

おおわらわです。

この写真の勾配天井は奥原さんが文句をいいながら一生懸命貼ってくれました。

平坦な天井を貼るより数倍の手間がかかるのです。

しかも小屋束やら丸太やらとの干渉がすごいので。

しかし、そこは職人魂。

文句を言う分だけ自分を奮い立たせて仕上げていきます。

丸太や梁は亜麻仁油主体の自然塗料。

  新人の山ちゃんが丁寧に塗ってくれました。

いい質感です。

 

そして、キッチンのモザイクタイルは、

施主N様、八十数歳の仕事!

リタイアして十数年

久々にタイル貼りに精を出してもらいました。

まずはキッチンです。

 

そして

この建物の特徴的な要素である「回廊」の突き当りにある

カウンター収納の上部のモザイクタイル貼り。

 キッチン壁の貼り始めは、少しもどかしさを感じましたが

 回廊部分を貼り始めるとさすが

 昔取った杵柄

頭より腕が覚えている。と言っても過言ではない

考える前に道具が動くと言ったような

秒殺的ななにか。

なにか、鬼気迫るものを感じました。 

素晴らしい。

 

子供室では

寺やんが山ちゃんに仕事を教えていたり

 和室では

西尾君が畳の採寸で技を見せたり

全く職人って人達は

とても愛すべき人々であり、守らなければならない技術の伝承者であります。