令和6年の都道府県庁所在都市・最高路線価トップ4に注目
2024年(令和6年)も、都道府県庁所在都市の最高路線価が発表され、その結果が不動産業界だけでなく広く注目を集めています。今年も全国トップは東京・中央区銀座5丁目の「銀座中央通り」で、1平方メートル当たりの路線価が前年から3.6%上昇し、4424万円に達しました。なんとこれは、はがき1枚分の面積で約65万5千円という驚くべき価格です。
二位、三位、四位はどこ?都市別の上位路線価
東京に続いて、二位は大阪・北区角田町の「御堂筋」。こちらは2024万円と、前年から5.4%の上昇を見せ、近年の大阪再開発やインバウンド需要の影響を反映しています。三位は横浜市西区南幸1丁目の「横浜駅西口バスターミナル前通り」で、1696万円(前年比+1.0%)の評価がされました。
気になる我らが愛知県はと言いますと、名古屋市中村区名駅1丁目の「名駅通り」が第四位。1288万円(前年比+0.6%)と、堅実な上昇を続けています。
現実離れの金額を一般的な戸建て住宅にあてはめてみたら
う~ん!しかしながら、路線価の数字は庶民の感覚からするとかなり現実離れしている感じがしますよね。そこで、一般的な戸建て住宅の価格を、この名古屋市中村区名駅1丁目の「名駅通り」の路線価に当てはめてみましょう。
仮に、一般的な戸建て住宅の土地面積を100平方メートル(約30坪)とします。この面積は、日本で一般的な家を建てるのに十分な広さです。この100平方メートルに「名駅通り」の路線価1平方メートル当たり1288万円を掛け算すると、その土地だけで12億8800万円になります。ええ12億…
家を建てるための土地代だけで「億万長者」クラスにならなければ、夢の一戸建ては手に入らない計算になりますね。
現実的には、こういった一等地に住むのは、ほとんどの人にとって難しいですが、こうやって計算してみると、日々の暮らしと不動産の世界のギャップが少し面白く感じますよね。
銀座や大阪の路線価に当てはめたら、さらにびっくりな価格になるのでここではやめておきます。(笑)
こうした高額の路線価は、大都市の経済力を象徴する一方で、私たちの日常生活にはやや縁遠い、いや、だいぶ縁遠い話かもしれません。でも、だからこそ、たまにこうした世界に目を向けるのも面白いですよね。「もし自分が億万長者だったら...」と想像してみるのも、いいリフレッシュになるかも?
ちなみに、次回名駅に行くときは、周囲のビルや道路を見ながら「ここは1平方メートル1288万円なんだ!」と考えてみてください。きっとまた違った感慨が湧くかもしれませんよ。
グーグルマップで探してきました。(いらすとやの名古屋めしでプライバシー保護)
この辺り周辺、ちょうど大名古屋ビルヂングあたりが感慨スポットのようですよ~あやかりたいですね。