◆和室の造作は丁寧に。見えないところもきちんと収めるのがマツミ大工の技。

名古屋市緑区のK様邸新築工事では、和室の造作工事を進めています。竿天井が完了し、次は長押の取付を行っています。長押を取り付けるために、大黒柱に掘り込んでいきます。

付鴨居を取付、長押を取付ます。廻縁や長押には、見えない所に大工の業が隠されています。部屋の角の長押通しがぶつかる所は、留めと言って、材料を45°でカットして納めるようにするのですが、45°で単純にカットして納めるイモ留めが一番簡単に納める方法です。

その場合、経年劣化で材料が痩せたり、反ったりした際は隙間が出てきてしまう事もあります。そういった事が無いように、先人の大工さん達の知恵、袋留めという仕口を造ります。加工が大変で知識も技も必要ですが、この仕口は数年経っても留めの透き間が起こりにくいので、手間をかけてやっておきたいところです。

イモ留めも、袋留めも取り付けた当初は違いが判りません。解体するときに、初めてわかるぐらいの物かもしれません。低コストや効率を求められる今の時代には合わないかもしれませんが、見えないところにこだわるのがマツミの仕事。マツミ大工の業なのです。

 

 

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