30年眠っていた玄関を開く・01 —— 物置化していた玄関が、新しい「顔」を取り戻す

30年眠っていた玄関に、もう一度 おもてなしの灯を。

料亭を営むこちらの大きな屋敷には、いくつか出入口があります。そのうちのひとつであるこの玄関は、約30年間ものあいだ物置として使われてきました。日常の出入りは別の動線で完結していたため、誰も通らない「止まった空間」になっていたのです。

今回、この玄関を 1間巾の本来の姿に戻し「生きた空間」として再生する工事 が始まりました。

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解体からスタート。まずは不要な間仕切りを撤去

まず取りかかったのは、長年積まれていた荷物の撤去。その後、動線を塞いでいた間仕切りを解体し、30年前の姿を取り戻す準備を整えていきます。

解体が進むにつれて、かつての玄関の広さや間取りが少しずつ見えてきました。長く眠っていた空間が、ようやく呼吸を取り戻し始めました。

次回は、内装の下地づくりについてご紹介します。

 

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