永いおつきあい---円心寺さんより

 

曇り空のなか、現調にやってきました。

祖父の代から、お世話になっている、「円心寺」さんです。

右に見える「宝塔」も建立させていただいています。

 

ご住職は、松濤基道さん。

円心寺の十九世で、御年九十七歳になられます。

松濤さんは、長く「東海中学」の校長先生を勤められ、教育はもちろん、

音楽、絵画と非常に多才な方で、

円心寺にも、松濤先生が描かれた絵がたくさんあります。

 

 「雨漏りがひどいので見に来てほしい」

とのことで、屋根に上ります。

瓦の老朽化がひどく、

必要に応じて、増築を繰返しているため、

屋根の納まりも非常に複雑で、雨仕舞が悪いですね。

なんとかしなければなりません。

 

本堂では、松濤先生が描かれた「小笠原信之」と厨子を安置するための

空間を造る打合せ。

松濤先生(右)熱心に寸法打合せをする松美会長。

 

古くて、広い空間を長く維持していくのは、大変なことです。