古民家再生現場完成です・・・愛知県日進市
愛知県日進市で築70年の古民家を再生させていただきました。
敷地の前は、天白川が流れるとても気持ちのいい場所で、
約半年間、お世話になりました。

施主様のおじいさまが左官だったそうで(とても優しい方だったそうです)、
ポーチ床の石貼(鉄平石他)はそのまま残し、酸洗いをして、はっきりさせています。

照明下のケヤキの表札は、松美スタッフみうちょこのお手製です。

玄関内部です。
床:檜、壁:漆喰、天井:和紙、
框はアッシュ材で硬いので加工に手間取ります。
正面、芥子色の和紙がぴりっと効いています。

手摺もケヤキで造らせていただきました。
先代がいつかどこかで使えるだろうと、工場にあった物を引っ張り出して、寺西がうまく加工してくれました。
微妙なカーブとのた、それから片持ちでも伸びていく力強さが気に入ってます。
巾木のタイルはおじいさまの仕事、床は安江さんの洗い出し・・・新旧左官相まって素敵なコラボです。

丸窓の障子には、従前同様お母さまが作られたスケルトンリーフを再生利用。
長瀬さんが地道にはがして、うまく再利用してくれました。
とち天板の下駄箱の上には、庭の草花をいつも設えてもらってます。


正面の仏間廻りは崩さずに、リニューアル。彫刻欄間もそのままです。
引いて上を見上げると吹抜空間、ロフトへと繋がります。





仏間の隣はお父さまの部屋です。
衝立も芥子色の和紙で装飾し直しています。後ろは空色の和紙です。

ロフトへの階段は、建具の後ろに。
ロフトは普段使わないので、建具を閉めて暖気が上昇しないようにします。

階段を上がったところ。

吹抜に繋がるロフト部屋。

落下防止のために、檜を十字に組みました。


4本引戸は、お母さまのこだわりで造り替えました。
チェッカーガラスを入れて、レトロな洋風建具に。長瀬さんが造りました。

前述のケヤキ手摺・・・木目が綺麗です。

わら入りの和紙も使ってます。



最後に記念撮影!
3人のお孫さんもみえて、楽しいひとときを過ごさせていただきました。
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長い間、ありがとうございました!