◆社員研修に行ってきました

2018/05/18(金) 日々の出来事

この異様な建物は何かわかりますか?

どこかの工場のようにも見えますね。

実はこれ、

 、、、

姫路城の天守閣を覆う仮設施設なんです。

 

先日、建築組合の研修旅行に、社員+α(左官のなべさん、畳の西尾君)

で行ってきました。

朝8時に栄を出発して、夜の9時過ぎに栄着という強硬スケジュールです。

松美の現場も立て込んでいるので、一泊している暇がとれません。

 

今回の工事名称は「姫路城大天守保存修理工事」。

前回の「昭和の大修理」からは、約半世紀経つそうで、

主に漆喰壁の塗り直し、屋根瓦の葺き直しを中心に約5年をかけて行っています。

 

 仮設施設のエレベーターで上階に上ると

 天守閣の最上層の屋根が間近に見えます。

地上から42mの高さです。

左側にはしゃちほこが・・・

 

 本瓦葺きの丸瓦は漆喰で強固に固められ、城壁の白漆喰とあいまって、

白鷺城と呼ばれていることでも有名です。

この瓦の漆喰は、

墨出し → 下付け → 中塗盛上げ → 仕上

と4工程かけられ、これから50年、しっかりと白鷺の羽根を守っていく訳です。

 

最上層の横顔。

屋根がめくられましたが、下地の痛みはほとんどなかったそうです。

丸瓦が屋根の湿気を放出していたとか・・・

 

壁の漆喰もめくられた状態です。

素顔もきれい。

新しい化粧を心待ちにしているのでしょうね。

 

木造は、やっぱり持ちますよね。

あらためて感じました。

ポイントは呼吸でしょうか。

 


 

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