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新旧の対比・・・名古屋市天白区の古民家再生現場より

松浦克美 自己紹介へ

名古屋市天白区野並 K様邸

築80年古民家再生現場です。

ナガセ建具さんによる、新しい建具がつきました。

左が新しいナガセ製障子。

右が古い既設障子。

左の新しい障子は色付けしていませんが、古民家の重厚な薄暗さの中では、

その真新しさは強調されず、

非常に素直に馴染んでいるのがわかります。

ガラスもまた、今では造られていない、昭和世代にはなつかしい柄ですね。

 

明るい縁側から見ると一目瞭然。

全てが明るさを欲する訳ではありませんね。

 

こんなことを書いていたら、

谷崎純一郎の「陰翳礼讃」を思い出しました。。。

 

古民家には確かに陰翳が存在します。

そしてそこから生まれる美が確かに存在します。

いや、そのほの暗さの中にしか存在しえない美があります。

 

思えば、僕が小さかった頃、夜はもっと暗かった気がします。

全てを白日の下にさらすような光はなかったですね。。。

 

明るくて非常に便利になった(特に老眼の僕には・・・)分、

捨て去ってしまった物もきっと多いのかも。

 

 

「星のや軽井沢」では客室にテレビを置いてないとか。

そういう空間に浸るのもたまにはいいですね。

でも、お金をださないと浸れないっていうのもなんだか?っていう気もしますが、

いろんな物があふれている現代は、きっとそういう時代なんでしょう。

ミニマムにするのにお金のかかる時代なんですね。

 

 

古い障子も実は、先代ナガセ製なんです。

組子の補修、建て付け調整等、結構手間がかかっています。

 

 

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